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ストレージ

テープドライブは NAS のように利用できるか? 74

ストーリー by reo
急にテープドライブが来たので 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

本家 /. で「家庭内でテープドライブを NAS 代わりに使いたい」というタレコミがあった。タレコミ人は 1.5 TB のテープドライブを持っており、これをバックアップ用途ではなく、たとえば Linux ディストリビューションの ISO イメージやファミリービデオの保存・再生といった一般的な NAS で使われるような用途に使いたいらしい。

LTFSというテープドライブ向けのファイルシステムを利用すれば、テープドライブをあたかもディスクドライブのように、直接ドライブからのファイルコピーや削除、実行などができるという。この発想はなかった、というタレコミではあるが、コメント欄には「無理だ」「よろしくない」といった否定的なコメントが並んでいる。

実際、低価格で数 TB の容量の HDD が入手できる現在、家庭内でテープドライブを使うメリットはほとんどないような気もする。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Four (25983) on 2012年08月15日 17時34分 (#2212656)
    QICだのDDSとかDTFやらAITなど様々な規格を乗り継いできましたが、用途は一貫してアーカイブ専用でした。
    タレコミの1.5TBのテープドライブはLTO-5のようですが、容量・速度はともかくメディアが頻繁なRead/Writeには向かないので、LTFS自体の仕様はともかくNAS的な使用方法は合わないのじゃないかなと思います。
    普通にNAS構築して優先度の低いファイルの書き出し用途として使えば良いのに。つーかそのドライブこっちによこせ

    現在我が家で稼働中のドライブはLTO-3ですが、メディア単価が1巻あたり約1000円程度なので(私の中では)HDDより安価で安全なリムーバブルメディアと言う位置づけです。
    保存したいデータが一定量以上、なおかつ日々増え続けていて、BDやDVDでは容量が足りず、HDDでは対衝撃などの面で不安、SSDではコストが見合わない。と言ったかなり限定された方ならテープドライブ導入/運用のメリットはあるでしょう。
    ああそういえばORB、どこにしまったかな……
    --
    +深夜残業プラス1+
  • 家庭なら性能よりも、まず価格が先に立つと思うのでテープを使う理由がない。

    カートリッジ維持費 > 同容量HDD購入価格 + HDD維持費

    一生使いきれない量のテープをタダで貰ってきたとか、ごく短期間(1~2年未満)しか使わないなどの特別な理由があれば別だけど。

    • タイトルの不等号が消えてたので意味不明に orz...
      本文のが正しいです。
      (この投稿のタイトルは修正済)

      親コメント
      • 手間もなぁ。クリーニングと(たぶん一巻では終わらない)テープの(デイリーなりの)ローテーションが回せる人じゃないと、いざという時にちゃんとリカバリできるバックアップにならんしな。いろいろテープとドライブの信頼性には裏切られた。 まあLTOはヘリカルスキャンじゃないだけ、ましなんだろうけど。 RAID組み換えとかで、D2Dのバックアップが二個あるならなんとか抵抗感は無いけどテープは怖くて。
        親コメント
        • > いろいろテープとドライブの信頼性には裏切られた。
          > まあLTOはヘリカルスキャンじゃないだけ、ましなんだろうけど。

          LTOはいいですよ。
          ドライブ故障の経験はあるけど、テープの読み取りでトラブった経験はないです。
          DATのようなヘリカルスキャンがアカンというのは同感です。

          ディザスタリカバリ+複数世代保存という目的だと、手軽に媒体を遠くに送れる
          テープにまだ価値はあると思います。
          まあそれについても遠隔地のディスクにネットワーク経由のコピーで足りるケースが
          年々増えていますが。

          客先のシステムは予算に余裕があるのでそれでもテープを使ってますが、
          自社の方は予算がないので、USB接続のハードディスクにバックアップして、
          ディスクごと遠隔地に送るようにしてしまいました。
          ディスクを送るのはちょっと怖いけど、輸送でディスクがある程度壊れることを
          想定しても、まだテープより安くつくという。
          客先に提供する場合は「ある程度壊れることを想定」ってのが説明しづらいん
          ですよねえ。

          親コメント
  • by TarZ (28055) on 2012年08月15日 12時54分 (#2212406) 日記

    ザナドゥ X1テープ版をクリアしたという古の猛者マダー?

    • by taka2 (14791) on 2012年08月16日 11時40分 (#2213131) ホームページ 日記

      知らない人に説明しておくと、ザナドゥは横画面全方向スクロールなアクションRPG。
      基本的にFD版で遊ぶものでしたが、
      で、X1はテープのランダムアクセスが可能だったので、X1だけはテープ版なんてのが出てたのでした。
      (この場合のテープってのは、いわゆる普通のオーディオテープですが、
      テープレコーダーには無音部の検出によりある程度のブロック単位での頭出しが可能なものがあり、さらにX1では頭出しや再生停止などの操作をすべてCPU側から制御できたのです。
      それ以外の機種の場合、画面の指示にあわせてテープレコーダーの録音ボタンや再生ボタンを手動で操作するのがあたりまえでした。)
      X1は2700bpsという超高速な転送レートにより、64kBの読み込みがわずか3分で可能…。

      話はザナドゥに戻してっと。
      ザナドゥは全モンスター・全アイテムが記録されている(モンスターも出現位置固定で、アイテムもモンスターも復活などがない)のが売りなためか
      最初のゲーム開始時に「データディスク」(もしくは「データテープ」)を作成、そこに全フロアのデータが保持されており
      フロア間の移動やダンジョン(建物)に入ったときだけでなく、
      1フロア中もいくつかのエリアに区切られていて、エリアが変わったときにもデータロードが入っていました。

      X1テープ版の場合、そういったエリアの境目を移動したりするごとに、
      テープがキュルキュルと頭出しされて、データ読み込みが行われる、ということになり、
      数分待たされることになるわけです。

      以上、ザナドゥに関する説明終わりってことで、以下やっと本題。

      ザナドゥの基本操作としては、ジャンプ中も左右のキー操作で移動でき、そうやって移動することで、上の段に乗ったりとかするのですが

      どの階だったか忘れたけど、ジャンプして上の段に上る途中にロードポイントがあって、
      ジャンプ→エリア変更でテープ読み込み開始→読み込み終了後→キーを横に入れる→上の段に乗る、ということをやりたいのですが、
      読み込みの時間待ちとかでよそ見をしてたりすると、
      ジャンプ→エリア変更で読み込み開始→読み込み終了で上のエリアへ→横移動失敗→降下→またエリア変更で読み込み開始→読み込み終了後、元の床に着地
      で、またやり直しってな羽目になるところがあって、あれは地獄な感じでした

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      FDD8枚組のラスト・ハルマゲドンは?

  • いいんじゃないだろうか。
    そうでもないのかな。

    あくまでも保存用で頻繁にデータを書き換えたり閲覧するのでなければ悪くはないとは思う。
    故障率はHDDより低そうにも見えるが、でも保存状態によってその辺は結構左右されるか・・・

    • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 12時12分 (#2212363)

      意外とテープは切れたり擦り減ったりわかめになったりと頻繁にアクセスするような目的の使用には耐えられないと思うけど・・・
      そういう意味では故障率高い部類に入るんじゃないかな

      親コメント
      • >そういう意味では故障率高い部類に入るんじゃないかな
        確か飛行機のブラック・ボックスには磁気テープが使用されていたような。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 12時40分 (#2212396)

          それはランダムアクセスはしない,シーケンシャルに書き込んで
          (原則としては)そのあと読み書きしないからでしょ

          親コメント
          • あぁ、やっぱり

            #用途は違いますが

            って書かないからこういうレスが来るわけですよね。
            いや、分かってるけどやっぱり省略しょっちゃいけませんよね。。。

            「適材適所」
            親コメント
            • by Anonymous Coward

              コメントを吊るす場所が適材適所でなかったという好例

              • それもそうですね。

                とはいえ、私のコメントの一行目を読み飛ばしてしまったんだろうなという印象です(2行しかないのに)。

                「そういう意味では故障率高い部類に入るんじゃないかな」
                の部分にレスしたはずなのですがね。
                結局、「『単純』に故障率が高いだけのものなら、飛行機のブラックボックスの部分に採用なんてされないですよ」
                って言いたかっただけなんですが。
                親コメント
        • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 17時44分 (#2212666)

          航空機のボイスレコーダは昔はテープでしたが、結構前からICレコーダーに置き換わっています。
          エンドレステープだとやっぱりトラブルも多いし録音時間が短い。ICレコーダーになって媒体によるトラブルは激減し、録音時間も数時間から数十時間に拡大しました。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          その例だとただ単に最初から規則正しく書き込んでいくだけでしょ?
          用途用法が違いすぎます。
          今回はNASのような使い方なんですよね?
          データを読み出すのにランダムアクセスなどしようものならどうなるかってことです。
          ビデオテープを頻繁に早送り巻き戻しをするようなものですから、かなりリスクがあがります。

        • by Anonymous Coward

          さすがに今はFlashメモリを使ってますよ

          8トラックみたいなエンドレス・テープはどうしてもトラブルが多くなりますね
          飛行機のブラック・ボックスのテープはどうなのかな?

      • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 13時22分 (#2212445)
        ハードウェアが貧弱であったころ、インストール時のファイルシステム、緊急リカバリ時のファイルシステムをテープ上に置くことがありました。 遅いことは覚悟の上なので構わないのですが、特定のブロックだけアクセスが集中して、テープが磨り減ってしまうことが問題でした。
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        デッキクラッシャーとは、カセットテープ版ザナドゥの別名である。
        ランダムアクセスさせると、メディアだけでなくメカの負担も大きい。
        用途に相応しいとしたら、ストリームサーバ?

    • TBオーダーのデータを入れてランダムアクセスしたらすぐに後悔できると思います
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 16時31分 (#2212615)

      テープドライブは、稼動部品がHDDよりも多いので壊れやすいです。
      またデータを読み出すヘッドがヘリカルスキャン方式を取っている
      物がおおいいので、ヘッドの磨耗劣化でデータそのものを読み取
      れないことが多くなります。

      致命的なのが、HDDと違って密閉されていないため
      埃によるダメージが大きいです。

      親コメント
  • 実物を見たことも触ったこともないので、いろいろとうまくイメージできないのですが…

    ディスクだとシークが早いですが、テープだとどうなるんですか?
    書き込んだ日付から離れれば離れるほど、ロードに時間がかかったりしないんですか?
    断片化したら大変なことになりそうな気がするんですけど大丈夫なんですか?

    教えて偉い人…。

    • by Anonymous Coward

      ライトワンスのメディアみたいに、「上書き」したファイルはそのまま追記されて、前のファイルは参照されなくなるだけ。だから原理的に断片化は起こり得ないけど空き容量は減る一方

      • LTFSではそうなるようですね。
        # ざっと見ただけなので間違っているかもしれませんが。

        その他の「普通」のテープでは、「上書き」すると、対象ファイルの後ろに記録されたファイルが消えてしまいます。
        ファイルを箱とイメージした場合それを積み上げてゆくのが書き込みで、書き換えを行うとしたら対象の箱をその上の箱ごと取り除いて新しい箱で置き換える、元有った箱は取り除かれたまま、という感じです。
        # 実際には物理消去される訳ではないが、EODが書かれるので論理的には存在しない。

        それでは困る場合は、記録済みの領域の後ろまでテープを巻き上げて、そこから追記します。
        同じファイル(とその更新版)が共にアクセスできます。
        区別はファイルの順序番号で行います。

        # WORMの場合はどうなるかは知りません。

        いずれにしても、ディスクではシーケンシャルアクセスしなければならない範囲が1トラックだけであるのに対し、テープでは全長ですから、ランダムアクセスは事実上不可能です。
        無理に行ったとして、すぐにテープの寿命 [fujifilm.jp]に達するので、実用性はありません。
        リンク先の「使用回数寿命」の欄を見れば、分かると思います。
        # バッファメモリに読み出して行うなら話は別ですが。

        親コメント
  • by sunow (19805) on 2012年08月15日 12時31分 (#2212386)

    テーブルドライブはランダムアクセスがHDDやフラッシュメモリに比べて
    致命的に遅いイメージなんだけど最近の製品は違うのかな。

  • by sei5 (45140) on 2012年08月15日 12時44分 (#2212399)

    何が何でもテープを使いたい! が主"目的"で理由は後付け、アメリカ~ンなホビー活動ですね(笑)

    ランダムアクセスでの残念感などは、想像するに余りありますが、待機電力の観点では、多少のメリットありませんか? 
    R/W時の単位ビット当たりの電力効率は悪いでしょうけど、待機時間が支配的なら、モーター止まっているし。

    # テープドライブの構成を知らないので、見当外れでしたらごめんなさい。
    # ファイナライズしないDVD-Rのように追記型で使うメディア(但しシーケンシャル)と思えば、コストと入手性以外ならガマン出来る場面もあるような…無いような(コストと入手性とR/W速度と信頼性が全てだ!)。

  • Windows Server にもご希望の機能があります。

    リモート記憶域
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc759307(v=ws.10).aspx [microsoft.com]
    > リモート記憶域では、テープ ライブラリまたは磁気光
    > ディスク ライブラリを使ってサーバーのディスク領域を
    > 拡張できます。リモート記憶域はサーバーのディスク
    > ボリュームを管理し、使用頻度の低いファイルをテープ
    > またはディスク ライブラリに自動的にコピーします。
    > 空きディスク領域の容量が指定したレベルより少なく
    > なると、リモート記憶域はユーザーのディスクに空き
    > 領域を作成します。

    Enterprise Edition 以上でないと使えないかも。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 12時06分 (#2212353)

    テレビ局とか、超一流のデータセンターとか、大企業とかじゃないと需要ないでしょ!

    あのファーストサーバーでさえテープバックアップさぼってたんだから。

    • by Anonymous Coward

      > あのファーストサーバーでさえ
      ここ笑うところ?
      それともソフトバンク関係の方ですか?

      • by Anonymous Coward

        > テレビ局とか、超一流のデータセンターとか、大企業とかじゃないと需要ないでしょ!

        この並びの時点で、ネタだろう

  • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 12時26分 (#2212376)

    昔、会社で使ってた。TEACのドライブだったかな?
    まだハードディスクが40MBとか80MBとかだった頃(しかもそれで10万とか)、2時間のDATテープで1GBとか入る。
    なのでコスト的にはメリットありだった。
    装置側でハードディスクをエミュレートしていたので、PCからはSCSIのハードディスクに見えていた。
    (ただしDOSがそれだけ大容量のローカルディスクに対応してなかった気がしたので、CD-ROMドライブと同じくDOSからはネットワークドライブ扱いだったのかな)
    ルートディレクトリや1階層目のサブディレクトリくらいまではまあどうにか我慢できる速度だったが、2階層目くらいから死ぬほど遅くなってた。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 13時02分 (#2212415)

    RAIDすれば弱点を補える・・・・!・・・・かも・・・・責任はとらんっ

    • by Anonymous Coward

      Wラジカセ「なんだと?!」

    • by Anonymous Coward

      HDDでキャッシュすればいいんですよ!
      同じ容量のHDDなら全データをキャッシュできるから、
      テープドライブがなくても運用できる!
      あれ?

      • by kurema (42872) on 2012年08月15日 13時38分 (#2212459) 日記
        同じ容量なら意味ないけど、大容量・シーケンシャルのテープと、小容量・ランダムアクセスのHDD・SSDの組み合わせなら、小容量ファイルと大規模ファイルの先頭部分のみキャッシュすれば良いのでは。
        ファイルを先頭から一度に一つしかアクセスしないと仮定した場合、読み出し開始までの時間さえ稼げれば外部からはランダムアクセスができているように見えるはずです。
        映画等の動画・防犯カメラ映像(先頭から確認するとして)・アルバム単位の音楽(最初から聴くとして)とかでしょうか。

        キャッシュがなくとも、使用状況から予測して適切に投機的なファイル読み込むができれば、アクセスにかかる時間を隠蔽できるでしょう。無理でしょうけど。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 13時34分 (#2212456)

    F商会が潰れちまったからなあ・・・

  • 二次ストレージとしてテープ装置を使う、というご要件はたまにお仕事で承ってます。

    一次ストレージに速度早い・値段高い SSD のディスク装置使い、頻繁にアクセスの無いデータは速度遅い・値段安い(そして長期保存にも適している)テープ装置にマイグレーションするという方式。これで値の張る SSD の必要量をなるだけ小さくしようというわけです。

    でも実際はテープからのリコールに時間かかりすぎるので、二次ストレージにはテープではなく HDD の回転速度遅いやつ使うことになったりすることがほとんどですけど…

    --
    ~パタポン教徒~
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

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